活動報告

「融合先導知実践演習B(アイデアキャンプ)」【2単位】【GS発展系科目(Q3)】を開講しました

 2024年10月19日(土),10月20日(日),11月9日(土)の3日間,先導STEAM人材育成プログラム(KU-STEAM)の一環として,「融合先導知実践演習B(アイデアキャンプ)」を開講し,学生16名と企業等,運営スタッフ含め24名が参加しました。

▲参加者の集合写真

 この授業では,学域・学類,学年を越えた学生同士,さらに企業・自治体等の方が集まり,文理や立場を越えた学生・社会人がともに,リアルな社会課題に対して,解決策を検討する方法を体験的に学びながら,融合した専門知と鋭敏な飛躍知を備えた「融合先導知」(※)の意義や価値を理解することを目指します。

 1日目は,課題解決法習得のグループワークを行いました。長崎県立大学経営学部の前田瞬講師を授業アドバイザーとしてお招きして,EBM(Evidence-Based Practice)や経営に関する観点からアイデア出しの学修サポートをしていただきました。

▲講義を行う前田講師

 続いて,2日目と3日目は本学教学マネジメントセンター林透教授と山下貴弘特任助教による進行により,企業担当者から現状や課題を発表していただいた後,その解決法について学生が企業担当者と一緒に考え,提案するグループワークを行いました。

▲進行を行う林教授と山下特任助教

出展団体と検討する課題は以下のとおりです。
出展団体:加賀建設株式会社(石川県金沢市)
・課題A:
「企業経営×「まちづくり」を考える。地域活性化事業における収益化をめざすにはどのようなアクションを起こす?」
・課題B:
「年代・性別を問わず社内コミュニケーションを促進するためにはどのようなアクションがあるか?」

▲企業担当者がテーマに関する現状や課題についてプレゼンテーションを行う
▲学域・学類や学年を越えた学生と社会人が共に意見を出し合い検討
▲プレゼンテーションの様子
▲プレゼンテーションに対する企業担当者からの質問に答える受講学生ら

 参加した企業からは,「様々な学生が初めて交流しながら課題解決プログラムを行う場に参加して,企業側としても普段聞くことのできない率直な意見を聞くことができた」「学生のプレゼンテーション内容が論理的に組み上げられ,聞きやすかった。相手が納得するように数値的根拠を提示するなど準備をして臨んでいると感じた。課題解決方法としては自己目線に近いものが多かったため,相手や対象の目線に立った意見を出し合うことができればより良い課題解決方法を提案できたと思う」といった感想が寄せられ,盛会のうちに終了しました。

※「融合先導知」…自らの深い専門性を基盤とした広範な教養と文理融合の知識を使って俯瞰的に捉える力を持ち,先導して多様な専門知につなげた課題解決ができること。

〇2024年度シラバス(融合先導知実践演習B(アイデアキャンプ/企業経営×まちづくり))については
こちら
〇2024年度シラバス(融合先導知実践演習B(アイデアキャンプ/社内コミュニケーション促進))についてはこちら
〇加賀建設株式会社についてはこちら
〇2023年度Q3の活動報告はこちら
〇2022年度Q3の活動報告はこちら
〇2022年度Q3の授業の紹介動画はこちら

お問い合わせは下記までお願いします
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金沢大学 教学マネジメントセンター
山下 貴弘(特任助教),林 透(教授)
〒920-1192 石川県金沢市角間町
TEL:076-264-5986
E-mail: ku-steam(a)ml.kanazawa-u.ac.jp
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※(a)は@に置き換えてください。