活動報告

「融合先導知実践演習B(アイデアキャンプ)」【2単位】【GS発展系科目(Q3)】を開講しました

 2023年10月14日(土),10月15日(日),11月3日(金・祝)の3日間,先導STEAM人材育成プログラム(KU-STEAM)の一環で,「融合先導知実践演習B(アイデアキャンプ)」を開講し,学生20名と企業等,運営スタッフ含め約30名が参加しました。

▲参加者の集合写真

 この授業では,学域・学類,学年を超えた学生同士,さらに企業・自治体等の方が集まり,文理や立場を超えた学生・社会人がともに,リアルな社会課題に対して,解決策を検討する方法を体験的に学びながら,融合した専門知と鋭敏な飛躍知を備えた「融合先導知」(※)の意義や価値を理解することを目指します。

 1日目は,課題解決法習得のグループワークを行いました。授業アドバイザーとして長崎県立大学経営学部 講師の前田 瞬先生を授業アドバイザーとしてお招きして,統計・分析の観点からアイデア出しの学修サポートをしていただきました。

▲講義を行う前田講師

 続いて,2日目と3日目は主に本学の教学マネジメントセンターの林 透教授と山下 貴弘特任助教による進行で,実際に企業の方から現状や課題を発表していただき,その解決法について学生が企業・自治体等の方と一緒に考え,提案するグループワークを行いました。

▲進行を行う林教授
▲進行を行う山下特任助教

出展団体と課題は以下のとおりです。
 (1)「融合先導知実践演習B(アイデアキャンプ/大同工業)」(石川県加賀市)
    「学類にこだわらず学生が参加したくなる製造業のインターンシップとは?」

 (2)「融合先導知実践演習B(アイデアキャンプ/ヤマト醬油味噌)」(石川県金沢市)
    「老舗企業が発信する金沢×観光をテーマにSNSを設計してみる?」

▲企業の方々から順番に現状や課題について丁寧なプレゼンテーション
▲グループごとに学域・学類や学年を超えた学生と社会人がともに意見を出し合って検討
▲成果発表の様子
▲グループワークを通して学生・社会人に一体感が生まれた

 参加した企業からは,「実際に導入可能なレベルでのアウトプットを頂いた点と,私自身に取っても,学生様の考え方や,価値観など大変勉強になった」「大学生からは発想を促すようなアイデアの原石があった。先生方,学生,異業種他社の人事担当者様と密にコミュニケーションをとれる機会は稀だ」といった感想をいただきました。また,学生からは「アイディア出しの手法を学ぶことができ,苦手意識がなくなった」「アイデア出しが就活におけるグループディスカッションの練習に役立つと感じた」「社会人や色々な学類の人と関われていい刺激になった」といった感想が寄せられ盛会のうちに終了しました。

※「融合先導知」…自らの深い専門性を基盤とした広範な教養と文理融合の知識を使って俯瞰的に捉える力を持ち,先導して多様な専門知につなげた課題解決ができること。

〇2022年度Q3の授業の紹介動画はこちら

〇2023年度シラバス(融合先導知実践演習B(アイデアキャンプ/大同工業))についてはこちら

〇2023年度シラバス(融合先導知実践演習B(アイデアキャンプ/ヤマト醬油味噌))についてはこちら

〇大同工業株式会社についてはこちら

〇株式会社ヤマト醤油味噌についてはこちら

お問い合わせは下記までお願いします。
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金沢大学 教学マネジメントセンター
山下 貴弘(特任助教),林 透(教授)
〒920-1192 石川県金沢市角間町
TEL:076-264-5986
E-mail: ku-steam(a)ml.kanazawa-u.ac.jp
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※(a)は@に置き換えてください。