活動報告

「知識集約型社会を支える人材育成事業(DP)」共通テーマ4参加校合同主催・教学マネジメントセミナー2023「文理横断・文理融合教育を通した学修成果の可視化と学生の成長」を開催しました

 2023年11月28日(火)午後,「知識集約型社会を支える人材育成事業(DP)」共通テーマ4参加校(金沢大学・東京都市大学・麻布大学・早稲田大学)合同主催・教学マネジメントセミナー2023「文理横断・文理融合教育を通した学修成果の可視化と学生の成長」を,会場の早稲田大学 早稲田キャンパス 国際会議場とオンラインのハイブリッドで開催し,学内外の教職員・学生166名が参加しました。DPでは,令和4年度から,当該メニューⅠ・Ⅱ・Ⅲを横断した共通テーマを4つ設定し,採択校9大学が各メニューを越えて相互連携することにより,汎用性ある成果を蓄積・発信することを目指しています。このうち,共通テーマ4は「多様な学びの成果の測定及び社会通用性のあり方を情報交換・検討」をテーマに掲げています。

 本セミナーでは,冒頭,早稲田大学 本間 敬之 常任理事 教学総括(副プロボスト/教務部門総括・研究推進・産学連携)担当が開会挨拶をした後,文部科学省高等教育局 大学教育・入試課 課長補佐 山田 研市 氏から来賓挨拶がありました。

 その後,九州大学 鏑木 政彦 副学長・共創学部長が「九州大学共創学部における学生の学びと進路状況」と題し,また,株式会社ベネッセ i-キャリア まなぶとはたらくをつなぐ研究所 村山 和生 主席研究員が「文理融合系学部の現状と課題」と題し,基調講演を行いました。

 続いて,金沢大学 教学マネジメントセンター副センター長 林 透 教授,東京都市大学 教育開発機構 杉浦 正吾 特任教授,麻布大学 大学教育推進機構 教学IRセンター長 菊水 健史 教授,早稲田大学 大学総合研究センター 山田 寛邦 次席研究員「採択校からの成果報告」がありました。

 また,休憩時間には,採択校9大学によるポスターセッションを行い,参加者同士で活発な意見交換が行われました。

 後半のパネルディスカッションでは,金沢大学 教学マネジメントセンター 山下 貴弘 特任助教によるファシリテートのもと,2名の基調講演者に加えて金沢大学大学院 新学術創成研究科 ナノ生命科学専攻博士前期課程1年 原 知輝 さん,東京都市大学 理工学部 機械工学科3年 加藤 凛香 さん,麻布大学 獣医学部 動物応用科学科4年 古谷 愛優香 さん,早稲田大学 社会科学部4年 上條 秀真 さんの4名の学生を交えて,「文理横断・文理融合教育を通した学生の成長」をテーマに,基調講演や採択校からの成果報告に関して寄せられた質問に沿って,「学びの意味付け」「履修学生の声」「学内における広報・PR」などについて意見交換がなされました。文理横断・文理融合教育を通した学修成果を見つめるとともに,実際に学んだ学生の成長実感や社会での活躍について考える貴重な機会になりました。

 最後に,金沢大学 森本 章治 理事(教育・高大院接続・大学院改革・情報担当)/副学長より閉会挨拶がありました。

 参加者のアンケート結果からは,「今後も同様のセミナーの開催を希望する」「各大学の特徴に合った文理横断・文理融合教育の報告であったため,実際に自大学に取り入れる際,選択肢が多く非常に良いと感じた」「各採択校における可視化の取組み,各事業において発表する学生の姿は非常に有意義だった。今後,これらに特化したセミナーを期待したい」という声が寄せられ,盛況のうちに会を終えました。

▲早稲田大学 本間 敬之 常任理事 教学総括(副プロボスト/教務部門総括・研究推進・産学連携)担当による開会挨拶
▲文部科学省高等教育局 大学教育・入試課 課長補佐 山田 研市 氏による来賓挨拶
▲九州大学 鏑木 政彦 副学長・共創学部長による基調講演
▲株式会社ベネッセ i-キャリア まなぶとはたらくをつなぐ研究所 村山 和生 主席研究員による基調講演
▲金沢大学 教学マネジメントセンター副センター長 林 透教授による成果報告
▲ポスターセッションの様子
▲パネルディスカッションの様子
▲金沢大学 森本 章治 理事(教育・高大院接続・大学院改革・情報担当)/副学長による閉会挨拶

〇本セミナーの開催案内記事はこちらをご覧ください。