令和3年8月10日(火)15:00~16:30にて,令和3年度第2回全学FD研修会『授業評価アンケートについて考える』をオンライン開催し,61名の教職員が参加しました。
本学では,現在,授業評価アンケートの設問項目や回答率の改善に向けた検討を進めており,当該議論において参考としている「お茶の水女子大学Web授業アンケートシステムnigala」の開発の経緯やその特徴,さらには,運用実績について学び,本学のシステム改修に資することを目的として企画・実施されました。
冒頭,片岡邦重 学長補佐(教育改革・学修支援担当)・FD委員会委員長より開会挨拶・趣旨説明がありました。
次に,半田智久 お茶の水女子大学 教学IR・教育開発・学修支援センター教授より「お茶の水女子大学Web授業アンケートシステムnigala開発と運用実績について」と題して基調講演がありました。『教学マネジメント指針』(中央教育審議会大学分科会2020)で求められている「学修成果・教育成果の把握・可視化」の意義や価値について解説しながら,「成績評価」「授業アンケート」「学修行動調査」「コンピテンシーチェック」が学修者目線で相互の有機的連関を図りながら,一人一人の学生の学びの実態を把握することの重要性を強調されました。その上で,同大学で開発されたWeb授業アンケートシステムnigalaの機能や特徴,高い回答率の仕組みについて分かりやすく紹介がありました。
後半の質疑応答・意見交換では,林 透 教学マネジメントセンター教授によるファシリテートのもと,当該学期の受講科目一覧化を通した授業アンケート回答の柔軟性や妥当性,さらには,カテゴリー別の授業アンケート結果の特徴などについて具体的な質疑応答・意見交換が行われました。
参加者アンケートからは,講師から詳細な話題提供があったこと,基調講演を受けて活発な意見交換があったことなどの感想が聞かれ,大変有意義な機会となりました。