2024年2月27日(火)17:00~18:00にて,令和5年度「知識集約型社会を支える人材育成事業(DP)」成果発信シンポジウムに引き続き,本事業採択校関係者による令和5年度第2回採択校連絡会(情報交換会)を会場のYABU&CAFÉ 丹とオンラインのハイブリッド形式で開催し,教職員・学生43名が参加しました。
今回の採択校連絡会は,本事業採択校の学生が集い,学修者目線で本事業を通した学びや成長を話し合う場を設けるため,新たに企画したものです。本連絡会では,幹事校である本学のKU-STEAM学生スタッフ(※)が司会進行を務め,採択校の学生同士のフリートークによる交流を促しました。
本連絡会には,「知識集約型社会を支える人材育成事業(DP)」成果発信シンポジウムで講師を務められた東京大学生産技術研究所・所長/一般社団法人学びのイノベーション・プラットフォーム(PLIJ)理事の岡部徹氏,パネルディスカッションに登壇された石川県立金沢二水高等学校 副校長の石尾和彦氏及び株式会社箔一 管理部人事課の宮吉信行氏にも同席いただきました。
KU-STEAM学生スタッフの1人である伊藤公登さん(融合学域先導学類2年次)による司会進行のもと,採択校9大学の教職員・学生が大学を越えたグループで,それぞれの大学で取り組まれている授業の特徴や良かった点,改善点について意見交換を行いました。それらの情報をもとに,目標と現実のギャップを見つけ,より良い授業につなげる改善案を各グループで話し合いました。その後,各グループの代表者が「色々な人と出会う場,自分の人生を振り返る時間が大事」「カリキュラムの受講者間で意識に差があり,授業後もつながるコミュニティづくりが必要」という学修者の経験に基づいた意見を発表し,「学部間連携や他のカリキュラムとの競合によって受講を希望する全ての学生が履修できない状況に対して,高校生のときに大学の必修科目を先に履修することで,必修科目が競合することで履修できない不利益を回避できる」といった具体的な改善案の提案をしました。
最後に,教学マネジメントセンター副センター長の林透教授が,次年度以降に向けて本事業の企画の検討を進めていくことを確認し,本連絡会を終了しました。採択校の学生同士の活発な交流ができた意義深い会となりました。
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